受注した現場へ出向き、1~2年余という長いスパンで一つの現場を監理し、作業工程や進捗状況を常にチェックしつつ、総合的な指揮を取る現場監督。
沢建設の現場監督の一日を、実際の現場からお伝えします。
現場監督の一日
玉城 哲也 TETSUYA TAMASHIRO
同業種の職場から転職して約10年。今後の仕事の広がりを考え、建築関係の資格取得も目指している。
平成24年 1級土木施工管理技師 取得
平成24年 監理技術者資格者証 取得
平成28年 監理技術者講習修了証 取得
作業現場の一日は早く、8時のラジオ体操からスタートする。現場監督はここで作業メンバーの体調を確認。その後、朝礼へと移ると、今日の作業内容の確認。作業の流れだけではなく、危険と思われるポイントの確認をしてから、午前中の仕事にとりかかることが必須だ。
「作業のスケジュールはもちろん大事なんですけど、作業員の安全確保が何より最優先されますから」と玉城さん。当たり前のことほど毎日実直に確認、確認だ。
昼の休憩を済ませると、またすぐに工程・安全会議に入る。今日の現場作業に遅れはないか、安全面での懸念要素を確認しあい、解決に向けて策を練る。その日その日の小さな遅れや安全衛生管理の怠りは、後に大きな問題を引き起こしかねないからだ。
お昼休憩以外には、10時と15時に休憩を挟み、17時には片付けをし、明日の仕事に備える。
一日のルーティーンな作業サイクルに沿って、忠実に日々の仕事をこなす玉城さんだが、話題が台風に触れた途端、「台風はもうー嫌い!」と、子供のように言い放った。
沢建設の仕事は、土木構造物または建築物が図面通りに建つための礎作り。建物が完成してしまえば、礎となる仕事のディティールは素人目には見えない。だが、建物の土台となる基礎部分だからこそ、決して手を抜くことは許されない。
草木を刈り、土地をならし、建築物に合わせて土を削り、盛る。
そんなところに台風が来たら・・・?
「台風接近がわかってしまったならばみんなでどうすれば被害が最小限に止まってくれるかを考えて、できる限りの対策をします。作業工程に影響が出る時には会社に持ち帰って、先輩や社長の意見を聞くことも。経験豊富な先輩がいてくれるということが、本当にありがたいし、勉強になります。」
玉城さんがこう話すように、少数精鋭の企業の強みは、それぞれの経験、スキルを、縦も横もなく、身近な関係性の中で与え合い、高め合って行けること。社員全員が現場監督をこなす沢建設ならではの最大の強みだ。
沢建設の現場監督に聞きました!
この仕事の醍醐味は?
決められた工期の中で仕事を成し遂げられた時、その達成感を感じたとき。
沢建設のいい所は?
少人数なので誰とでも相談でき、コミュニケーションが取りやすいこと。
今後の目標は?
受注する仕事の幅を広げるため、土木技術に止まらず、建築方面の資格取得を目指したい。